こんにちは、ぐらっとです。
今回はSONYの新コンセプトイヤホンLinkBudsを購入して使ってみた感想をまとめてみました。
リング型のドライバーユニットで耳を塞がないという、今までなかったコンセプトに惹かれて購入したこのLinkBuds。
実際に使ってみて「これはいい!」と「微妙だな…」が絶妙に同居していて、いい意味でも悪い意味でも新コンセプトの初物感を感じられるガジェットでした。
いい点も微妙な点もまとめて紹介していますので、購入を検討している方の参考になれば幸いです。
SONY LinkBuds レビュー
まずは開封からということで、最近ガジェットの外箱は環境配慮でプラスチックが使われないことが多く、このLinkBudsもプラスチックフリーの箱です。
WF-1000XM4の外装は一度開封するともとに戻せないようなテープ式だったんですが、LinkBudsは折り込み式でもとに戻せる仕様になっていますね。
そして今回ぼくが購入したカラーはホワイト。最近イヤホンを買うときはホワイト系を選ぶようになりました。
たいした理由はないんですが、ブラック系だと装着したときイヤホンが目立ちすぎる感があるというのがホワイトを選ぶ理由ですね。
内容物はイヤホン本体、充電用のUSB-A to Cケーブル、イヤホンに取り付けるフィッティングサポーターと取説です。
まずケースから詳しくみていきますが、このケースが完全ワイヤレスイヤホンの中でもかなり小さい部類に入るであろうコンパクトさ。
あとで手持ちのイヤホンとケース、イヤホンの大きさを比較してみたいと思います。
前面をみるとケースをあける際のラッチがあります。
最近使ってきたイヤホンだとマグネット式が多かったんですが、、この仕様は後述しますが正直微妙です。
横からみるとこんな感じで膨らみがある形をしていますね。
背面にはBluetooth接続の際に使うボタンと充電用のUSB-Cポートがついています。
イヤホン本体はこちら。このリング型ドライバーは今までのソニーにはない完全に新しいコンセプトですよね。
ぴょんと飛び出しているのがフィッティングサポーターと呼ばれる耳へのフィット感を調整するものなんですが、これが非常にクセがあってまともに使い始めるまで苦労することになりました。
LinkBudsを使ってみて感じたこと
ここからはLinkBudsを実際に使ってみて感じたことについてです。
よかった点と微妙な点、どちらもまとめていますので参考にしてみてもらえればと思います。
LinkBudsのよかった点
ケース含め小さくて軽い
見ていただいて分かるとおり、ケース、イヤホンとも非常にコンパクトで、大きさは手持ちのイヤホンと比べても明らかにコンパクト。
ケースはちょっと膨らみがある形ではありますが、ケース、イヤホンともほかと比べて一回り小さいといった感じです。
周囲の音は完全にそのままで自然に聞こえる
一番の売りである周囲の音がそのまま取り込めるという点は偽りなく、完全に自然に聞こえます。
まあ耳を塞がないので当然ではありますが、なんの違和感もなく周りの音が聞こえるという体験は地味にいいですね。
当然ながら音量をあげていくと周囲の音は聞こえなくなるので、このイヤホンは音量控えめで使っています。
良くも悪くも周囲の音がうるさいとイヤホンからの音はかなり聞き取りにくくなるので、そこは理解しておく必要があります。
音質は想像以上によかった
音質は人によって評価が分かれるポイントと思いますが、想像以上によかったというのがぼくの正直な感想です。
もちろんカナル型イヤホンに比べれば音質は落ちるのですが、例えばAirPods 3と比べると差は感じません。
まさしく開放型のヘッドホンのような鳴りでカナル型とは明らかに違った音になります。
なお装着方法によって音の聞こえ方がかなり変わるので、実際に装着して方向を少し調整してよりしっかり聴けるポジションを探すという作業は必要ですが、音としては思っていた以上によかったというのはお伝えしておきます。
LinkBudsの微妙な点
ケース周りがイマイチ
ケースの開け閉めはマグネット式ではなくラッチになっているので、ボタンを押しながら開けるという形なので若干面倒です。
またケースにイヤホンを収納するときにイヤホンをカチッと押し込む動作が必要で、置くだけでマグネットで接着する機構のイヤホンが多い中、このあたりはちょっと扱いにくい印象がありますね。
耳への装着が難しい
これはほんとに難しくて、はじめにフィッティングサポーターのサイズ調整が難しくて、どれをつけてもしっくりこない問題にぶつかってしまいました。
カナル型のイヤホンだとイヤーピースであればだいたい左右同じサイズでいけるんですが、このサポーターは左右の耳の形状にあわせて微妙にサイズを変える必要があって調整が難しいですね。
ソニー公式で装着している写真をみるとドライバーのリング部分は奥に入れ込むのではなく、外から見える位置で装着するのが正解みたいで、ここを意識するとかなりいい具合になりました。
ここにたどり着くまで一日かかったので、試聴時に感覚を掴むのは難しいかもしれないです。
ただ一回ハマるとクセになるというかこの装着感は他のイヤホンにはなくて、たしかにつけていることを忘れるも分からなくはないくらいに良好なつけ心地ですね。
高級感はない
価格帯としては20,000円ちょっとでミドルレンジなイメージなので、高級感を求めるのは違うかもしれませんが、プラスチッキーでケースも含めた外観は安っぽいです。
ケースとイヤホン外装は再生プラスチックが使われているとのことで、環境配慮が重視されているのはもちろん評価できるのですが、WF-1000XM4と比べると質感は落ちますね。
デザインどうこうというよりは全体から感じる雰囲気という抽象的な話になりますが、もう少し質感が高いといいなとは思いました。
まとめ
こんな感じでLinkBudsをレビューしてみました。
はじめに書いていたようにいいなと思う点と微妙と思う点が折り混ざっていて、ガジェットらしい製品という印象です。
個人的には結構気に入っているのでこのラインの製品も継続してもらえると嬉しいですが、かなりクセの強いイヤホンなのでどうなるか気になるところですね。